反省だけならサルでもできる・・・

前回の日記で色々書きましたけど、後に新しい情報が報道されて認識を改めましたよ。JR、やらかしてました。反省、反省。遺族に対する認識は変わらないけど。
大人しくついさっきの出来事でも書きましょうかね。
大学の食堂で食事してた時のことです。隣の席から市町村合併の話が聞こえてきました。私の出身地は合併で名前が変わった事もあり、興味がある話でした。そこで聞き耳を立てることにしました。(ま!お下品!)
A「合併したって、たいして変わらないよね」
B「でも合併すると色々優遇されるんでしょ?」
A「そんなこと無いよ。国の財政を考えると優遇なんてありえないし、結局交付金とか削減されるから得じゃないよ。合併しなかったらしなかったらで交付金が削減されるから、どっちにしろ地獄だよ」
B「でも経費削減もできるんでしょ?」
A「違うよ。経費削減なんて出来るはずないよ。公務員がリストラされるなんて聞かないでしょ?」
B「じゃあ何で合併するの?」
A「わかんない。見せしめで交付金削減されるからじゃない?」
B「交付金が削減されるってなんでわかるの?」
A「予想。でも絶対そうだよ。新聞とか読んでよ」
B「じゃあやっぱり経費削減じゃない?」
A「違うよ。経費削減なんてできるはずないよ」
その後は会話がループしたので割愛します。B君はA君の言う分に納得できなかったのか、何度も同じ質問をしていました。
A君の言い分は思い込み型の詭弁だと思われます。この型の多くはあまり悪質ではありません。本人が気付いていない場合がほとんどで、私もよく陥ります。しかし大きな問題点があります。
A君は何度質問されても経費削減できない理由を説明できませんでした。理由が説明できない理由は、おそらく自分でも分からないからでしょう。つまり思い込みです。この型が問題なのは、この思い込みによって様々な詭弁が生まれてしまうことです。この会話では、議論の拒絶が行われています。相手の意見を否定しますが、明確な理由を示さずに自分の意見を主張することでこれ以上の議論を封じ、勝利を得ます。この詭弁は思い込み型であれば良い方で、故意に理由を説明しない場合は正しさより勝利を得ることが目的であり悪質です。
今回は使用されていませんが、レッテルによる思い込みがあります。例えば、「北朝鮮が言うことは嘘に決まってる」のように、明確な直接の理由が無いが、思い込んでしまっている場合があります。他にも色々ありますが秘密です。

ついでに、もしA君に反論するならば、10人組の部署を100組管理するより、10組ずつグループにして10グループ管理するほうが効率が良く、仕事量が減るので多くの新入社員を雇用せずにすむ、そして目が届きやすくなるので無駄もなくせる、って所ですかね。(これも詭弁じゃないと良いな〜)
私が詭弁に注目しはじめたのは、とある作家が作中に登場させる詭弁家についての研究がHPに載せられており、それに感銘を受けたからです。自分が知らず知らず詭弁を言ってしまっていることに気付き、詭弁を言わないという選択肢を得るためにも詭弁を知る必要を感じましたよ。知らないことにはコントロールできませんからね〜。
で、会話や意見を聞いて情報収集して、自分の言葉でまとめているのですが、お陰で詭弁を見つけると嬉しくなります。詭弁万歳!(趣旨とずれてる気が・・・)