今日の事。

今日、Sに用事を頼まれ、奴の研究室へ。
用事は簡単に終わり、一緒に昼飯を、とその後は奴がやってた実験を見学することに。
どうやら私が訪ねた時間帯は、動かしていた機械の結果を待っている時間だったらしく、
もう出来上がっているだろうと、別の部屋に移動。聞くと、奴の研究室は9つ程部屋を持っているらしい。


「うわー、また漏らしているよー」
中に入ると、床に白い液体が広がっていた。
部屋の中を見渡してみると、入り口の傍に廃液のタンク。たぶん中身は床の液体と同じだろう。


「私は中に入って良いのかな・・・」とか思いつつ、奥の部屋での幾つかの作業に付き添う。とりあえず「産業スパイ!」と言ってみた。


一通りの作業が終わり、奴は床の液体の掃除を始める。
雑巾で拭き取るS。
素手で大丈夫なの?それ。川に流したら一帯の生物が死滅しそうだけど」と私。
「たぶん大丈夫じゃない。廃液処理しないと棄てられないし」と奴。
同伴する予定の昼飯に一抹の不安を抱く。


特に会話も無く、黙々とリンガーハットで昼飯を食べる。
そして解散。
「3日も帰ってない。帰りたい。もう帰る」
と言い残し、去るS。
今日の日記は、このことを書こうと考えながら見送った私。


そして今に至る。