ドロボーの事。

マジもマジ。
本気と書いて真剣ですよ。
私のアパートで泥棒が出たのです。


始めに舞台説明。
私の部屋の窓とアパート入り口は面しており、
人の出入りがよく分かる。


か細いノック。
友人だと思ったら、見知った顔の住人さん。
すると、
住人さん(被害者)がここ十分間出入りが無かったか
聞いてきたのです。
でもって聞いてもいないのに事情説明。
財布が盗まれましたと。
すいません分かりません、と役に立たない私。
そのころ私は
テレビを見ながら、
パソコンのデフラグを監視しつつ、
本を読んでいたのです。
出入りにまで気が回りません。
すいませんお役に立てず、とその場は終了。


後に周囲が騒がしくなります。
飛び交うおっさんらしき声。
もしかして初めての事情聴取?、とドキドキ。
周囲が静かになるや否や、響くノック。
来たっ!、と私はドアを開ける。
目の前には大家さん。
騒がしかったでしょ?と単なる事情説明。
拍子抜け。
貴方も気をつけてねと去る大家さん。
       −幕−


たぶん被害者さんが説明しちゃったんだろう
と思う今日この頃でした。