これで最後の予定

腹が立ったので調べたんですよ。
それで少ししか調べてないのに、すぐに欲しいモノが手に入りました。
現在、世論で主流のメディア強力効果説は50年以上も前に否定されていました。
今まで必死に理論武装していたことがとても無駄だった気がして、ホッとすると同時にやるせない気持ちでいっぱいです。
あんなに支持されているのなら、さぞ有力な根拠があるのだろうと身構えていたので、根拠もない単なる妄想に苦しめられていると知って、ものすごく悲しいのです。
改めて言いますが強力効果説は、暴力的なメディアの影響で暴力を引き起こす、みたいな考え方です。この説は、メディアの受け手がバラバラな大衆で、マス・メディアの発するメッセージをそのまま受け入れるという前提なのですが、実情とは大きく異なります。端的に言えば、受け手が馬鹿だという前提ですね。
で、それは違うだろうと言う事で、限定効果説がでてきたようです。銃で例えると、メディアは引き金を引くかもしれないが、弾が発射されるのはもともと火薬が入っていたからだ、という考え方です。
そこで、引き金を引かないように規制するという考えもありますが、それは気休め過ぎないと考えます。何故なら、別の要因が引き金を引くかもしれず、火薬を入れない事を重要視すべきであるからです。
しかし最近では複合影響説が主流です。テレビが普及した事が要因で、メディアを過小評価できなかったからです。
この説は、限定効果説を部分的に見直し、基本としてメディアを大きな力だと見なしますが、受け手も馬鹿とは見なさない考え方で、ある部分でメディアは強い影響を与えると考えます。
いくつか上げると、
予防接種効果、普及過程研究・・・・・新しい分野においてメディアは強い影響を与える。
私は、オタクに対する認識がこれに当てはまると考えます。
他に、
議題設定機能・・・・・・政治など、マス・メディアは「今なにが問題なのか」という争点=議題を設定することについては強力な影響力をもつが、「どう考えるか」には影響が少ない。
沈黙のらせん・・・・・・マス・メディアが特定の意見を多数派・優勢意見として提示することによって、反対意見は表明されにくくなり、そのため反対意見はますます少数派として認知されることになる。多数派はますます多数に、少数派はますます少数になる。
これもオタクについて当てはまると思います。
とまあ、1時間もかからず「常識」を否定する材料がたくさん見つかりました。(ここで述べたこと以外にもたくさん)肯定する材料は一つも見つかりません。
こんな簡単に間違いだと分かることを、知っていて改めないのはかなり悪質です。知らないとしたら馬鹿であるとしか言い様がありません。